東京都言語聴覚士会学術フォーラムでの若竹の発表②

2 失語症者は会話パートナーが必要です

谷田由紀子の発表

渡辺鋼の発表

① 「会話パートナーに感謝しています」と言う題で話します。
渡辺鋼 東久留米市に住んでいます。74才。
若竹と言うサークルで、失語症者としてやっています。

② 今年(2018年)1月20日(土)、講演会に参加しました。
東村山市中央公民館で
「失語症に隠れた高次脳機能症状」と言う題
私が失語症なので、聞きたいと思いました。
失語症の人が何人かいました。
主催は、北多摩北部高次脳機能障害者支援ネットワーク協議会と
国立病院機構東京病院。
この地域の、高次脳の行政的医学的権威団体になります。

③ 講演(江村俊平)と 討論 がありました。
講演は、良く分かりました。◎
しかし、要約筆記は、ない。×

④ 私は、会話パートナーと参加。
他の失語症者は、聞きづらいと思った。
隣りの会話パートナーの文字で、分かった事が沢山あった。

⑤ 私は、伝導失語症。発症9年目。
大分、良くなったと思ったが、今回の講演で、
3個あったら1個忘れる!!
本人は、気づかない。
会話パートナーの役割を再認識

⑥ 討論は、会話パートナーがいても、難しい。
6人ての会話が、誰が話しているのか、分からなく!!
やり方に工夫を
失語症者も聞いている事を、主催者は自覚して貰いたい。

⑦ 今年の1月29日(月)に、地元の
地域自立援助協議会に参加した。(東久留米市市民プラザ)
東久留米市の福祉課長も出席し
傍聴者も発言できる会と言うので、参加した。
いろんな障害者が参加していた。
失語症者の要約筆記は×
手話通訳は○
私は発言して、失語症向けの筆記を頼む!

⑧ 講演会でも、東久留米市の会議でも、
失語症者の意思疎通支援対策は、不十分だ!と痛感しました。

⑨ 会話パートナーの役割は大きい
《若竹では》
会話パートナーは、失語症者個人にも
群読の時も、大きな役割をしています。
群読は、5年前から皆好き
失語症を何とかしたい気持ちがあるから。
詩は、当事者の失語症に関するもの。
会話パートナーが、始めの口の動き。
大きな声で詩の群読をやります。
その結果は、お見せした通りです。

⑩ 会話パートナーの役割は大きい
《おしゃべりカフェでは》
失語症者が運営
板書は会話パートナー
話す、考えるの助けてだけでなく、
⇨ 集まりの中心になる!
失語症者と健常者が、一緒に話し合える!!
板書① 2時間近くなるので、会話パートナーは2人いる。
  ② 要点を簡単に。=⇨⤴⤵☔ などを使う。
  ③ ボートよりも、紙を貼って、前の発言を振り返る。
失語症者は、板書が消されると、
自分の記憶が消される気持ちになります。

⑪ 会話パートナーの意思疎通支援者の育成を!!
お願いします。